スプラッターハウス【ストーリー】

スプラッターハウスのストーリー

こんな残酷な運命があるのだろうか?

救うべき愛する人をその手にかけなければならないなんて…

超心理学を専攻するリックとジェニファーのカップルは

運悪く、暴風雨に見舞われ、

ウェスト館と呼ばれる呪われし館に足を踏み入れてしまう。

館に巣くう怪物たちの魔の手はたちまち二人に伸びて

リックはなす術もなく怪物たちに殺され、

ジェニファーは館の奥に連れさられてしまった。

絶望と意識が薄れゆくリックに何者かが語り掛ける。

それは古代より覇者と共にあったと言われる伝説の仮面ヘルマスクだった。

仮面がリックに吸い付くと、たちまちリックの傷は治り、

超人として蘇ったのだった。

ウェスト館を彷徨う怪物や様々な超常現象に襲われながらも

ヘルマスクの力でそれらをなぎ倒し、

ようやくさらわれた最愛の女性ジェニファーと再会を果たすリック。

しかし、ジェニファーは怪物たちによって人体改造を施され、

おぞましい異形の怪物となり果てていた…やむを得ず応戦するリック。

ジェニファーはわずかに残った理性の力で時折人間の姿に戻り、

リックに助けを求めるが、人外の体に蝕まれたジェニファーを救う術など

あるはずがなかった…

化け物に変わり果てたジェニファーに拳を突き立てる度に

リックの胸は張り裂け、心はズタズタに切り裂かれてゆく…

どんな姿でも愛する人であることに変わりはなく、

それを攻撃することは彼にとって館に入って間もなく一度味わった

死の苦痛にも勝るほどの耐えがたい苦しみだった…

やがて自らの運命を悟ったジェニファーは

リックに怪物の体になってまで生きていたくないと

自らを永遠に眠らせてくれるよう哀願する…

そして、彼を待っていたのは愛する人を救うべく振るってきた拳で、

救うべき愛する人を葬り去るという筆舌に尽くしがたい悲劇だった…

ジェニファーはリックの腕の中で塵となって消えて行った…

感謝の言葉を遺して…

仮面の奥でとめどなく涙を流し、

ジェニファーの無残な死を嘆くリックの慟哭が館中に響き渡る…

愛する人の死に顔にすがって泣くことさえもできないリックの絶望は

計り知れないものであろう…

決して癒されぬ深い悲しみと絶望のさなか、

ジェニファーを異形の存在に変異させた怪物たちの挑発に

リックの怒りは頂点に達した。

涙が乾いてゆく…深い悲しみを怒りに変えて、

身を焼き尽くさんばかりの憎悪に身を任せ、

怪物たちを殺戮し、館の最奥部にある

怪物を産み出す母体である胎内洞へと足を踏み入れるリック。

胎内から無数に生み出される水子の霊のような姿の怪物の赤子たちをも

リックは憎悪をもって次々と粉砕し、そして、生命の危機を感じて

大量の怪物の赤子を生み出す胎内洞の本体であるマザーと呼ばれる心臓部を

完膚なきまでに叩き潰し、全てを終わらせるべく、リックは館に火を放つ。

しかし、館から脱出したリックを待っていたのはヘルマスクの裏切りだった。

そう、全ては奴が仕組んだことだったのだ…

ヘルマスクから霊体が飛び出し、古びた墓の中に入ってゆく…

そして凄まじい地響きと共に、地の底から土砂を舞い上げながら

腐り果てた巨人の死体のような怪物がおぞましい咆哮を上げて姿を現した…

そう、こいつこそがヘルマスクの正体、怪物ヘルカオス。

ウェスト館に幽閉されたヘルマスクは、

本来の体を取り戻すためにリックを利用したに過ぎなかったのだ…

愛する人を自らの手で殺めさせられたリックは

激しい憎悪をもって館の怪物たちを殺戮し、館に火を放った。

そして、渦巻く憎悪や怨念はヘルマスクに取り込まれ、

館の外の地中に眠っていた本来の肉体を取り戻し、

ヘルカオスとして現世に降臨するためのエネルギーとなったのだった…

スプラッターハウス ストーリー動画

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