発売時期や知名度のせいで遊んだ人は少ないのに、中身はしっかり面白い。ファミコンには、そんな「もっと話題になってよかった」作品が数多くあります。今回の動画では、今からでもぜひ遊んでほしい伝説級の名作を5本、ずんだもんと四国めたんが紹介しています。
シミュレーションなのに戦闘はアクションで決着をつける作品、武将の一騎打ちが熱いナムコの三国志、捕虜を救出するヘリのシューティング、YMOの高橋幸宏さんが音楽を手がけたSF RPG、そして美少女が戦闘機に変形するコンパイル作品。惜しいところも含めて正直に語っているので、これから遊ぶ1本を選ぶ参考にもなります。
この動画で紹介しているゲーム
1本目 リトルマジック
機種:ファミコン/メーカー:データイースト/発売:1990年/ジャンル:戦略シミュレーション
1本目はデータイーストの『リトルマジック』。デコにしては珍しい戦略シミュレーションで、ムーンオイヌ国の王女に求婚を断られた魔道士が、恋敵であるサンオサール国の王子を倒して世界を手に入れようとするお話です。ユニットを配置して動かす基本はオーソドックスですが、敵とぶつかると、なんと自分で操作するアクションゲームに切り替わります。
戦略で負けていても腕でひっくり返せる「脳筋」な仕組みが痛快で、アクションだけを遊べるバトルモードや、全30種類のマップがある対戦モードも搭載。地形を変える魔法や、攻撃のたびにフキダシでしゃべるキャラもかわいらしいところです。吹っ飛び中は操作できずハメが成立してしまうなど、大味な部分も動画では正直に触れています。
2本目 三国志Ⅱ 覇王の大陸
機種:ファミコン/メーカー:ナムコ/発売:1992年/ジャンル:歴史シミュレーション
2本目はナムコの『三国志Ⅱ 覇王の大陸』。『三国志 中原の覇者』の続編で、時代が西暦189年までさかのぼったことで、前作にいなかった董卓や呂布も登場します。性格診断がなくなって君主を自由に選べるようになり、兵糧(お米)や季節の災害、離間・引き抜き・同盟といった策略も加わって、ぐっと本格的になりました。
見どころは、武将どうしが名乗りを上げて馬でぶつかり合う一騎打ち。「捨て身の攻撃」や「降参」といったコマンドまであり、ナムコの拡張音源による重厚な音楽も気分を盛り上げます。武将全員に口パクや表情があるという凝りようで完成度は高いのに、ファミコン末期の発売で話題にならなかった惜しい1本です。
3本目 コブラコマンド
機種:ファミコン/メーカー:データイースト/発売:1988年/ジャンル:シューティング
3本目はデータイーストの『コブラコマンド』。戦闘ヘリを操作し、バルカン砲とミサイルを使い分けながら進むシューティングです。特徴は、ステージごとに決められた数の捕虜を救出しながら進むこと。助けた人数と残りの人数が分かるので、全員救出を目指すコンプリートの楽しさがあります。
のちのメタルスラッグにも通じるこうした要素を、当時いち早く取り入れていたのは見事。ただ、慣性のついたヘリの操作にはかなりクセがあり、描画の弱さもあって遊びやすさで損をしているのが残念なところです。それでも、なぜかハマってしまうヘリのゲームならではの魅力は、動画のプレイ画面からも伝わってきます。
4本目 銀河の三人
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1987年/ジャンル:RPG
4本目は任天堂の『銀河の三人』。エニックスのパソコン用SF RPG『地球戦士ライーザ』をファミコンに移植した作品で、キャラクターの絵は永井豪さん、音楽はYMOの高橋幸宏さんという豪華な顔ぶれです。戦闘の曲は、代表曲「ライディーン」に似ているとも言われています。
戦うのは主人公と相棒ブルーの2人だけ。遠くにいるボスへ猛攻に耐えながら近づき、射程に入ったらミサイルを叩き込むボス戦は手に汗にぎります。戦闘中によくしゃべるブルーや、レベルアップ時の3人の通信イベントも魅力。回復手段が乏しく、最強のザコ「ガルバンゴル」が立ちはだかるラストダンジョンは鬼畜ですが、本格SFの世界観は一見の価値ありです。
5本目 ガーディック外伝
機種:ファミコン/メーカー:アイレム(開発:コンパイル)/発売:1988年/ジャンル:アクション・シューティング
最後は、アイレムから発売されたコンパイル開発の『ガーディック外伝』。本編の『ガーディック』はMSXで出ているため、ファミコンではいきなり「外伝」から遊ぶことになります。地球に迫る巨大なカプセル「ナジュ」を爆破するため、戦闘用アンドロイド「システムD.P.」が送り込まれます。
迷宮は見下ろし型のアクション、入り口「コリドール」に入ると縦スクロールシューティングに切り替わる二本立て。主人公ミリアが女の子の姿から戦闘機へ、くるっと回って変形する演出は必見です。グラフィックも高速スクロールも見事で、自機がタフなので遊びやすく、ファミ通のクロスレビューではシルバー殿堂入り。動画では変形の瞬間を実際の映像で紹介しています。
まとめ
戦闘がアクションの『リトルマジック』、一騎打ちが熱い『三国志Ⅱ 覇王の大陸』、捕虜を助ける『コブラコマンド』、音楽がYMOの『銀河の三人』、変形する美少女の『ガーディック外伝』。どれも話題になる機会を逃してしまっただけで、遊んでみると今でも十分に楽しめる作品ばかりです。
動画では、それぞれの見どころと惜しいところを実際のプレイ画面とともに紹介しています。気になった1本があれば、ぜひ動画をチェックしてみてください。
▶ プレイ動画は YouTube「ファミっ子プレイ動画 retro gamer」で毎日22時に公開中。チャンネル登録で新作をいち早くチェックできます。


