あなたが初めて遊んだファミコンソフトは何でしたか。今回の動画では、ファミコンで売れたソフトのランキングTOP50を、50位の『ファイナルファンタジーII』から1位まで一気に紹介しています。順位と本数は、ピコピコ大百科さんの歴代売上ランキングの数字です。
麻雀やゴルフがトップ10に入っていたり、あの『たけしの挑戦状』が80万本も売れていたりと、意外な顔ぶれがいっぱい。おまけでディスクシステムの売上TOP10も紹介しています。画面右のカウンターでは紹介したソフトの本数を足していき、TOP50で7,908万本、ディスクを合わせると9,247万本になりました。この記事では、トップ10を中心にふり返ります。
この動画で紹介しているゲーム
第10位 テトリス
機種:ファミコン/メーカー:BPS/発売:1988年/ジャンル:パズル
トップ10の入口は181万本の『テトリス』。生みの親はソ連の科学者アレクセイ・パジトノフさんで、ファミコン版は日本のBPSから発売されました。十字キーの下で回転、Aボタンで一気に落とすという、今とはちょっと違う操作がなつかしいところです。
発売した週はベスト20にも入らなかったのに、半年以上かけて1位まで上りつめたという粘り強いヒット作。名前は、4つの四角でできたブロック「テトラミノ」と、スポーツの「テニス」を合わせた言葉なのだそうです。
第9位 プロ野球ファミリースタジアム
機種:ファミコン/メーカー:ナムコ/発売:1986年/ジャンル:野球
ここから200万本超えの世界。お手本は第7位の『ベースボール』で、そこに守備も自分で動かせるしくみを足したのが、通称ファミスタです。選手は実名なのにチーム名は「ガイアンツ」のようにもじった名前、という絶妙なさじ加減も話題になりました。
そして忘れられないのが、ナムコのゲームのキャラだけで作られた謎のチーム「ナムコスターズ」。エースの「ぴぴ」は『ポールポジション』のP.P.からきているそうです。どんな試合でも観客がいつも3万人、という小ネタも動画で紹介しています。
第8位 麻雀
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1983年/ジャンル:麻雀
第8位は213万本の『麻雀』。麻雀がトップ10入り、と驚いた方も多いのではないでしょうか。ファミコン初の麻雀ゲームで、コンピューターと1対1で打つ2人打ちです。配られた牌がきれいに並びなおす演出も、当時は新鮮でした。
世界で214万本売れたうち、なんと日本だけで213万本。子どもが「お父さんも麻雀ができるよ」とファミコンをねだった、なんて話もあるそうで、家族みんなを巻きこんだソフトだったのかもしれません。
第7位 ベースボール
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1983年/ジャンル:野球
第7位は235万本の『ベースボール』。ファミコンが出た1983年の12月に発売された、ファミコン初の野球ゲームです。チームはC・D・G・S・T・Wと、セ・リーグ6球団の頭文字だけ。名前を出さずに色と頭文字で表すところに、時代を感じます。
十字キーで塁を選んで送球する操作は、のちの野球ゲームの基本になり、第9位のファミスタもこの操作を受けついでいます。9回で同点なら延長なしの引き分けという、今思うとさっぱりしたルールも味わい深いところです。
第6位 ドラゴンクエストII 悪霊の神々
機種:ファミコン/メーカー:エニックス/発売:1987年/ジャンル:RPG
第6位は241万本の『ドラゴンクエストII』。仲間と3人で旅をする、ドラクエ初のパーティーのRPG。敵もグループで出てくるようになり、冒険がぐっとにぎやかになりました。
そして語りぐさになっているのが「ふっかつのじゅもん」。『ゆうていみやおうきむこう…』と入れるとレベル48の王子で始められる呪文は、ドラクエを作った人やジャンプのライターの名前の並びで、わざと入れたものではなく、遊んだ人が偶然見つけたものだそうです。
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第5位 ゴルフ
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1984年/ジャンル:ゴルフ
なんとドラクエIIより5万本も多い246万本。ファミコン初のゴルフゲームで、プログラムを書いたのは、のちに任天堂の社長になる岩田聡さんです。岩田さんは、第18位の『F1レース』の開発にも関わっていました。
Aボタンを3回押して、スイングの開始、強さ、曲がりを決める打ち方は、その後のゴルフゲームのお手本になりました。マリオにそっくりな主人公が、実はマリオではないという小ネタも、動画で紹介しています。
第4位 ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
機種:ファミコン/メーカー:エニックス/発売:1990年/ジャンル:RPG
第4位は310万本の『ドラゴンクエストIV』で、ついに300万本超えの大台へ。物語が5つの章に分かれていて、自分で名前を付けた勇者は第五章になってようやく登場する、という構成が新鮮でした。仲間が自分で考えて戦うAIの「さくせん」も、『ガンガンいこうぜ』『いのちだいじに』とともにここから始まりました。
また、ドラクエで初めて日曜日に発売された作品でもあります。そのきっかけになった「大行列」の話は、次の第3位へとつながっていきます。
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第3位 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
機種:ファミコン/メーカー:エニックス/発売:1988年/ジャンル:RPG
第3位は380万本の『ドラゴンクエストIII』。発売日にはお店の前に1万人をこえる行列ができ、平日の水曜日だったのに学校を休んで買いに来る子まで現れた、社会現象の1本です。これをきっかけに、次のIVから発売日が土日や祝日になりました。
酒場で仲間を集めて職業を選び、転職もできる自由なパーティー作りもIIIから。真っ黒な画面に文字だけのタイトル画面は、容量がギリギリでほとんど空きがなかった名残なのだそうです。
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第2位 スーパーマリオブラザーズ3
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1988年/ジャンル:アクション
第2位は384万本の『スーパーマリオブラザーズ3』。しっぽで空を飛ぶマリオと、すごろくのようなマップで、遊べる量がぐっと増えた大作です。第3位のドラクエIIIとの差は、たったの4万本。発売から何年もたってからドラクエIIIを抜いたそうで、それだけ長く売れ続けたということですね。
動画によると、任天堂が「もうカセットでは新作を出さない」と宣言したあとに出たカセットでもあるのだとか。宣言をくつがえすほどの超大作でした。
第1位 スーパーマリオブラザーズ
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1985年/ジャンル:アクション
ファミコンの売上第1位は、681万本の『スーパーマリオブラザーズ』。2位のほぼ倍という圧倒的な数字です。Bボタンで走る「Bダッシュ」という言葉も、このゲームから生まれました。作った宮本茂さんは150万本くらいと予想していたそうで、実際はその4倍以上売れたことになります。
動画では、日本でいちばん売れたゲームの記録が2020年の『あつまれ どうぶつの森』まで30年以上やぶられなかったこと、地上のBGMがゲーム音楽で初めてアメリカの議会図書館に永久保存されることになったことも紹介しています。まさにファミコンの王様です。
ランキングのきまり
対象はファミコンのカセットのソフトで、ディスクシステムは最後におまけとして紹介しています。売上本数はピコピコ大百科さんの歴代売上ランキングの数字です。資料によって数字が違うソフトもあり、たとえばカプコンのソフト(魔界村、ロックマン2、ロックマン3、戦場の狼)は海外版も合わせたカプコンの発表の数字とみられます。動画では、こうしたソフトのところで一言ずつお知らせしています。
第50位〜第41位
50位はレベルのないRPG『ファイナルファンタジーII』(76万本)。チョコボとシドもここが初登場です。49位と45位にはカードで戦う『ドラゴンボールZ』の2作、48位には2コンのマイクに叫ばないと宝の地図が出てこない『たけしの挑戦状』が80万本で入りました。ほかに、実はロードランナーの主人公の昔の姿という『ボンバーマン』、ファミコン本体と同じ日に出た『ドンキーコング』、コピー能力が初めて登場した『星のカービィ 夢の泉の物語』、和風RPGの『桃太郎伝説』、キャラバンの『スターソルジャー』、コナミコマンドが生まれた『グラディウス』と続きます。
第40位〜第31位
『ツインビー』『忍者じゃじゃ丸くん』『アイスクライマー』と、44位から38位までの7本はすべて100万本。高橋名人が主人公に差しかえられた『高橋名人の冒険島』、バンダイ初のファミコンソフト『キン肉マン マッスルタッグマッチ』、ファミスタで初めて12球団がそろった『ファミスタ’88』、ジャンプ創刊20周年の『ファミコンジャンプ 英雄列伝』、「裏技」という言葉の生みの親とも言われる『ロードランナー』、藤子・F・不二雄先生がヒゲの本数にこだわった『ドラえもん』などがランクイン。ハドソンのソフトが3本入っています。
第30位〜第21位
カプコンが初めて自社で移植した『戦場の狼』、口コミでじわじわ人気が出た初代『ロックマン』、お腹がすくとパワーが減る『ドラゴンボール 神龍の謎』、ファミ通のランキング第1回の1位だったという『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』、裏技ブームのきっかけにもなった『ゼビウス』、箱にシールを貼っただけの『ファミスタ’87』。さらにFF初のミリオンセラー『ファイナルファンタジーIII』、宮本茂さんがディレクターを務めた『スパルタンX』、『4人打ち麻雀』と続き、すべての始まり『ドラゴンクエスト』は21位でした。
第20位〜第11位
ちくわを集めるボーナスステージが印象的な『忍者ハットリくん』、『エアーマンが倒せない』という歌まで生まれた『ロックマン2』、ハル研究所の『F1レース』、お母さんたちにも人気だった『ドクターマリオ』、ハーフタイムにチアガールのショーがある『サッカー』、審判がマリオの『テニス』、コースを自分で作れる『エキサイトバイク』、伝説のバントホームランの『燃えろ!!プロ野球』、ルイージ初登場の『マリオブラザーズ』、そして11位はパンツ一丁でおなじみの『魔界村』。任天堂のソフトが6本も入った、ファミコン初期の強さが目立つ10本です。
おまけ:ディスクシステム TOP10
ディスクシステムは1986年に出たファミコンの周辺機器。ソフトはディスクカードで、お店で500円で書き換えられました。動画によると、全199タイトルで合計5,339万本が売れたそうです。
第1位は上手な人向けの難しいマリオ『スーパーマリオブラザーズ2』(265万本)。2位は元はMSXのゲームだった『バレーボール』、3位は裏ゼルダも生まれた『ゼルダの伝説』、4位は横から見るアクションの『リンクの冒険』、5位は『プロレス』、6位は『光神話 パルテナの鏡』、7位は『メトロイド』、8位と10位はスコアを競う大会もあった『ゴルフJAPANコース』『ゴルフUSコース』、9位は和風アクションの『謎の村雨城』。トップ10はすべて任天堂のソフトでした。
動画の目次
時間を押すと、その場面から動画が始まります。
- 0:00 オープニング
- 0:39 ランキングのきまり
- 1:07 第50位 ファイナルファンタジーII
- 1:31 第49位 ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!
- 1:54 第48位 たけしの挑戦状
- 2:22 第47位 ボンバーマン
- 2:44 第46位 ドンキーコング
- 3:04 第45位 ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人
- 3:28 第44位 星のカービィ 夢の泉の物語
- 4:00 第43位 桃太郎伝説
- 4:23 第42位 スターソルジャー
- 4:44 第41位 グラディウス
- 5:12 50位〜41位 ふり返り
- 5:19 第40位 ツインビー
- 5:36 第39位 忍者じゃじゃ丸くん
- 5:56 第38位 アイスクライマー
- 6:20 第37位 高橋名人の冒険島
- 6:46 第36位 キン肉マン マッスルタッグマッチ
- 7:11 第35位 ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?
- 7:33 第34位 プロ野球ファミリースタジアム'88
- 7:52 第33位 ファミコンジャンプ 英雄列伝
- 8:14 第32位 ロードランナー
- 8:34 第31位 ドラえもん
- 8:56 40位〜31位 ふり返り
- 9:04 第30位 戦場の狼
- 9:29 第29位 ロックマン
- 9:57 第28位 ドラゴンボール 神龍の謎
- 10:19 第27位 ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境
- 10:38 第26位 ゼビウス
- 10:57 第25位 プロ野球ファミリースタジアム'87
- 11:19 第24位 ファイナルファンタジーIII
- 11:42 第23位 スパルタンX
- 12:03 第22位 4人打ち麻雀
- 12:24 第21位 ドラゴンクエスト
- 12:45 30位〜21位 ふり返り
- 12:53 第20位 忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻
- 13:14 第19位 ロックマン2 Dr.ワイリーの謎
- 13:36 第18位 F1レース
- 13:55 第17位 ドクターマリオ
- 14:16 第16位 サッカー
- 14:36 第15位 テニス
- 14:57 第14位 エキサイトバイク
- 15:16 第13位 燃えろ!!プロ野球
- 15:39 第12位 マリオブラザーズ
- 15:59 第11位 魔界村
- 16:20 20位〜11位 ふり返り
- 16:28 TOP10 発表
- 16:33 第10位 テトリス
- 17:22 第9位 プロ野球ファミリースタジアム
- 17:59 第8位 麻雀
- 18:34 第7位 ベースボール
- 19:13 第6位 ドラゴンクエストII 悪霊の神々
- 19:51 第5位 ゴルフ
- 20:33 第4位 ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
- 21:13 第3位 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
- 22:00 第2位 スーパーマリオブラザーズ3
- 22:42 第1位 スーパーマリオブラザーズ
- 23:30 おまけ ディスクシステム TOP10
- 24:05 ディスク 第10位 ゴルフUSコース
- 24:23 ディスク 第9位 謎の村雨城
- 24:43 ディスク 第8位 ゴルフJAPANコース
- 25:05 ディスク 第7位 メトロイド
- 25:26 ディスク 第6位 光神話 パルテナの鏡
- 25:46 ディスク 第5位 プロレス
- 26:05 ディスク 第4位 リンクの冒険
- 26:26 ディスク 第3位 ゼルダの伝説
- 26:44 ディスク 第2位 バレーボール
- 27:03 ディスク 第1位 スーパーマリオブラザーズ2
- 27:29 ディスクシステム TOP10 ふり返り
- 27:36 まとめ
- 27:55 エンディング
まとめ
こうして並べてみると、マリオとドラクエの強さがひときわ目立ちます。その一方で、麻雀やゴルフ、ベースボールといった初期のシンプルなソフトが上位に入っているのも、ファミコンが家族みんなの遊び道具だった証拠かもしれません。TOP50とディスクのTOP10を合わせて9,247万本と、1億本に近い数字になりました。
あなたはこの中の何本を遊んだでしょうか。動画では1本ずつ実際のプレイ画面で紹介しているので、思い出のソフトを探しながら見てみてください。
▶ プレイ動画は YouTube「ファミっ子プレイ動画 retro gamer」で毎日22時に公開中。チャンネル登録で新作をいち早くチェックできます。


