記事一覧へ
PCEPCエンジンACアーケードSFCスーパーファミコンFCファミコン■ ゲーム特集

2004年に破産!名作が多いだけに残念なコンパイル神ゲー 10選

「の〜みそ コネコネ コンパイル」のキャッチコピーでおなじみ、ぷよぷよの会社コンパイル。1982年に広島で生まれ、80年代にはザナックやアレスタといったシューティングで名を上げ、PCエンジンでも数々の名作を手がけました。

今回の動画では、そのコンパイルが作った名作を、ずんだもんと四国めたんが10本まとめて紹介しています。発売したのはポニー、トンキンハウス、アイレム、東宝、ナグザット、ナムコ、ハドソン、セガとバラバラですが、開発はすべてコンパイル。「知らずに遊んでいた!」という方も多いはずです。

後半では、ぷよぷよの大ヒットのあと、2004年に会社が消えるまでの道のりと、作品や人のその後も紹介しています。

この動画で紹介しているゲーム

1本目 ザナック

機種:ファミコン(ディスクシステム)/メーカー:ポニー(開発:コンパイル)/発売:1986年/ジャンル:シューティング

1986年のディスクシステム作品。発売はポニーですが、タイトル画面には「GAME DESIGNED BY COMPILE」の文字があり、コンパイルの名前を世に知らしめた1本です。戦いの機械「システム」に攻撃された人類が、最新鋭機ザナックをたった1機で送りこみます。

最大の特徴は、プレイヤーの腕前に合わせて敵の強さが自動で変わる「A.L.C.」。連射が速かったり偵察機を逃がしたりすると敵が強くなり、遊ぶたびに展開が変わります。0番から7番までのサブウェポン、背景がものすごい速さで流れる高速スクロール、ボスを一度だけ倒してくれる妖精リオなどの隠し要素もたっぷり。ファミコン通信のクロスレビューでシルバー殿堂入りした名作です。

🛒 Amazonで「ザナック」をさがす

2本目 ガンナック

機種:ファミコン/メーカー:トンキンハウス(開発:コンパイル)/発売:1990年/ジャンル:シューティング

ザナックと同じエンジンで作られ、コンパイルのいいところをたっぷり詰めこんだシューティング。工場で作られた物が人々を襲いはじめた金河恒星系で、魔導師の儀式で現れた戦闘機に、なぜか巫女さんがパイロットとして乗りこむ…というコメディっぽさも魅力です。

面と面の間にはお店があり、集めたお金(単位はなんと円)で武器やボムを買えます。目玉は、機体が大きくなって攻撃を1回耐えられる「ウイング」。曜日の名前の星を順に進み、月の星のボスは巨大なウサギのロボット、金の星には巨大な招き猫まで登場します。動画では、データの中に残された作り手の隠しメッセージも紹介しています。

🛒 Amazonで「ガンナック」をさがす

3本目 ガーディック外伝

機種:ファミコン/メーカー:アイレム(開発:コンパイル)/発売:1988年/ジャンル:アクションRPG+シューティング

MSXの『ガーディック』を進化させ、アクションRPGとシューティングをひとつにした作品。地球に向かってくる謎の星ナジュを自爆させるため、戦闘用アンドロイド「ミリア」が10個の安全装置をこわしに乗りこみます。

地上の迷路では人の姿で歩き回り、コリドールと呼ばれる入り口に入ると戦闘機に変形してシューティングの面へ。ミリアは今でいう「メカ少女」の先がけとも言われます。迷路でチップを稼いでパワーアップしておけば、シューティングが苦手でも進めるのがうれしいところ。逆にシューティング好きには、シューティングの面だけを続けて遊べる隠しパスワードも用意されています。

🛒 Amazonで「ガーディック外伝」をさがす

4本目 スーパーアレスタ

機種:スーパーファミコン/メーカー:東宝(開発:コンパイル)/発売:1992年/ジャンル:シューティング

なんと映画会社の東宝から発売された、アレスタシリーズの5作目。スーファミ初期の作品ながら、ハードの力をフルに生かした名作シューティングです。西暦2048年、謎の巨大な球体に攻撃された地球で、パイロットのラズのアレスタが意思体ティと融合し、スーパーアレスタへ進化します。

8種類のメインウェポンとボムに加え、Rボタンで武器の性質を切り替えられるなど、撃つだけでなく頭も使う戦略性が魅力。パワーアップは7段階で、攻撃を受けてもすぐにはやられません。2面の宇宙要塞では背景がぐるぐる回り、回転や拡大・縮小を使った演出で、コンパイルのシューティングの新しい形を見せてくれました。

🛒 Amazonで「スーパーアレスタ」をさがす

5本目 エイリアンクラッシュ

機種:PCエンジン/メーカー:ナグザット(開発:コンパイル)/発売:1988年/ジャンル:ピンボール

エイリアンをモチーフにした、まさかのピンボール。上下2画面で縦長の台を表し、下の画面の真ん中には大きなエイリアンの顔がにらんでいます。本物の台ではできない、ゲーム機ならではの絵や動きが大きな特徴です。

フリッパーと台の「ゆらし」で操作し、ゆらしすぎるとティルトでボールを失うという本物さながらのこだわりも。条件を満たすと4種類のボーナスステージに行け、出てくる敵をボールでやっつけます。台は1種類ですが、BGMは不気味でカッコいい2曲から選べます。ファミコン通信のクロスレビューではゴールド殿堂入りし、続編『デビルクラッシュ』も生まれました。

🛒 Amazonで「エイリアンクラッシュ」をさがす

6本目 ゼビウス ファードラウト伝説

機種:PCエンジン/メーカー:ナムコ(開発:コンパイル)/発売:1990年/ジャンル:シューティング

ナムコの名作『ゼビウス』を、コンパイルがPCエンジンで作った1本。アーケードモードはアーケード版をそのまま移植していて、ファミコン版にはなかった「ナスカの地上絵」もちゃんと再現されています。

もうひとつのファードラウトモードは、ナムコ公式の物語『ファードラウト』をなぞる4章のストーリー。1万6千年前の地球でコンピュータ「ガンプ」に立ち向かう戦いから始まり、章ごとに機体が変わって、第3章でおなじみのソルバルウへ。パワーアップや味方機シオナイトのバリアもあって遊びやすく、ゼビウスに続きの物語まで味わえる、ファンにはたまらない作品です。

🛒 Amazonで「ゼビウス ファードラウト伝説」をさがす

7本目 スプリガンmark2

機種:PCエンジン(SUPER CD-ROM²)/メーカー:ナグザット(開発:コンパイル)/発売:1992年/ジャンル:横スクロールシューティング

コンパイルとしてはめずらしい横スクロールのシューティング。パッケージの帯に「ドラマチックシューティング」とあるとおり、ガンダムのようなリアルな世界観で地球と火星の惑星間戦争を描きます。地球軍のグレッグ少尉が、新型兵器スプリガンをかつての仲間に奪われるところから物語が始まります。

アイテムは出てこず、最初の機体では苦戦しますが、第3話で主役機「スプリガンmark2」に乗り換えると兵装を選べるように。戦いの途中にも会話が入り、矢尾一樹さん、塩沢兼人さん、冬馬由美さんら豪華な声優陣がドラマを盛り上げます。真のエンディングはハードモードのクリアが条件です。

🛒 Amazonで「スプリガンmark2」をさがす

8本目 ガンヘッド

機種:PCエンジン/メーカー:ハドソン(開発:コンパイル)/発売:1989年/ジャンル:シューティング

ハドソンの全国キャラバンのシューティング大会、その第5回の公式ソフト。タイトルは同じ年に公開された東宝のSF映画『ガンヘッド』からですが、別のシューティングとして作っていた途中でタイアップが決まったため、映画とのつながりはほとんどありません。

4種類のメインウェポンと4種類のサブウェポンを組み合わせて戦い、レベルが上がるほど弾が広がって派手になる爽快感がたまりません。序盤や復活直後は武器をコロコロ変えず、ひとつに集中してレベルを上げるのがコツ。結晶の面や泡だらけの面など全9面は変化に富み、サンプリングのドラムを使ったBGMもカッコいい1本です。

🛒 Amazonで「ガンヘッド」をさがす

9本目 サイバーナイト

機種:PCエンジン/メーカー:トンキンハウス(開発:コンパイル)/発売:1990年/ジャンル:RPG

本格SFのRPG。監修とシナリオは「ソード・ワールド」で知られるグループSNE、メカデザインはガンダムでおなじみの大河原邦男さんという豪華な布陣です。西暦2352年、傷ついた傭兵の宇宙戦艦ソードフィッシュが、ジャンプドライブで人類の世界から2万8千光年も離れた銀河の中心の近くへ飛ばされてしまいます。

レベルはなく、戦えばコンバット、修理すればメカニックと、行動したスキルが伸びていくしくみ。機体も倒した敵の残骸から技術を回収して少しずつ強くするので、敵を分析して弱点をつく緊張感があります。ファミコン通信のクロスレビューでシルバー殿堂入りした、宇宙を旅する気分を味わえる作品です。

🛒 Amazonで「サイバーナイト」をさがす

10本目 ぷよぷよ

機種:アーケード/メーカー:セガ(開発:コンパイル)/発売:1992年/ジャンル:落ち物パズル

1992年のアーケード版『ぷよぷよ』。対戦型の落ち物パズルの元祖とも言われ、コンパイルの名前がふつうの人にも知られるきっかけになりました。主人公は「魔導物語」のアルルで、魔物たちとぷよぷよで対戦し、最後はサタンを倒します。面の間に入るボケとツッコミのような掛け合いも楽しみのひとつです。

同じ色のぷよを4つそろえて消し、続けて消える「連鎖」で相手に送りこむおじゃまぷよがどんどん増えていく。シンプルなのに奥が深いしくみが斬新でした。動画では、連鎖が決まって相手におじゃまぷよが落ちていく、あの気持ちよさを実際の画面で見られます。

🛒 Amazonで「ぷよぷよ」をさがす

コンパイルってどんな会社?

コンパイルは1982年、広島電鉄の社員だった仁井谷正充さんが広島で作った会社です。最初はセガの下請けや移植の仕事が多かったものの、80年代にザナックやアレスタでシューティングの名手として知られるようになりました。

そしてテトリスのブームで落ち物パズルが流行していたころ、RPG『魔導物語』から生まれたのがぷよぷよ。1992年のアーケード版は、あっというまに大人気になりました。

大ヒットのあと、そして2004年へ

ぷよぷよの大ヒットで、コンパイルは一気に大きくなります。ぷよの形のおまんじゅう「ぷよまん」、幕張メッセに1万8000人を集めた「全日本ぷよマスターズ」、オートバイのレースチームまで。1997年3月期の売上は約69億円に達し、テーマパーク「ぷよぷよランド」の計画のために、今いる社員と同じくらいの数の新入社員も採りました。

しかし本業のゲームでは、ぷよぷよ以外のヒットが続きませんでした。1998年2月にぷよぷよの権利を担保にセガから10億円を受け、3月には和議を申請。負債は約75億円にのぼりました。2002年にはぷよぷよを使う権利もなくなって12月に解散、2003年11月に破産宣告、そして2004年2月に破産廃止となり、コンパイルは消えてしまいました。

作品と人のその後

それでも作品は今も生きています。ぷよぷよはセガに受けつがれて今もシリーズが続き、アレスタはM2に受けつがれて2020年に新作が登場。魔導物語もコンパイルハートに受けつがれ、2013年に新作が出ました。元社員からはTYPE-MOONやユークスといった会社も生まれ、社長だった仁井谷さんも2016年に「コンパイル丸」を作って、ゲーム作りの世界に戻ってきています。

動画の目次

時間を押すと、その場面から動画が始まります。

  • 0:00 オープニング
  • 0:45 コンパイルってどんな会社?
  • 1:52 今日の10本
  • 2:29 1本目 ザナック
  • 3:22 ザナックのA.L.C.
  • 4:37 ザナックの高速スクロール
  • 5:33 2本目 ガンナック
  • 6:52 ガンナックのお店
  • 8:22 3本目 ガーディック外伝
  • 10:05 ガーディック外伝の隠しパスワード
  • 10:26 4本目 スーパーアレスタ
  • 12:08 スーパーアレスタの回転
  • 12:30 5本目 エイリアンクラッシュ
  • 14:13 6本目 ゼビウス ファードラウト伝説
  • 16:40 7本目 スプリガンmark2
  • 18:14 スプリガンmark2のドラマ
  • 19:09 8本目 ガンヘッド
  • 21:00 9本目 サイバーナイト
  • 22:12 サイバーナイトのスキル
  • 23:28 10本目 ぷよぷよ
  • 24:45 ぷよぷよの対戦
  • 25:11 コンパイル 大ヒットのあと
  • 27:21 まとめ

まとめ

ファミコン、スーファミ、PCエンジン、アーケードと、機種も発売元もさまざまな10本。並べてみると、高速スクロールや派手な演出、遊びやすさへのこだわりなど、どれにも「コンパイルらしさ」が感じられます。動画ではこの10本をぷよに見立てて「10連鎖」でふりかえり、めたんの「神!」カウンターも10本でちょうど10回になりました。

会社はなくなっても、名作は今もたくさんの人の思い出の中に残っています。あなたの好きなコンパイル作品はどれですか?

引用・クレジット

▶ プレイ動画は YouTube「ファミっ子プレイ動画 retro gamer」で毎日22時に公開中。チャンネル登録で新作をいち早くチェックできます。