1983年にファミコンが登場したころ、任天堂のソフトには「そうそう、これこれ!」と思わず声が出るような名作がたくさんありました。今回の動画では、ずんだもんと四国めたんが、ファミコンの黎明期に夢中になった任天堂の名作を5本、実際のプレイ画面とともに紹介しています。
ずんだもんの当時の思い出に加えて、「そう思っていたけど、調べてみたらちがった!」という意外な事実も見どころです。めたんが「コレコレ!」と言うたびに画面右のカウンターが増えていくので、最後に何回になるのか、数えながら見るのも楽しいですよ。
この動画で紹介しているゲーム
1本目 ピンボール
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1984年/ジャンル:ピンボール
1984年2月2日に発売された、ファミコンで11本目のソフトです(定価3,800円)。台は上と下の2画面で、ボールの位置に合わせて画面が切りかわります。上の画面はスロットで、3や7、ペンギンがそろうと得点。下の画面ではトランプを5枚めくったり、タマゴからヒヨコを出したりと、小さな画面にしかけがぎっしり詰まっています。
下の画面の穴にボールが入ると、マリオが板でボールを打ち返すボーナスステージへ。上の部屋にいるレディを受け止めて出口まで運べば1万点と、ピンボールの中でブロックくずしが楽しめます。プログラムを手がけたのは、ハル研究所の岩田聡さんと松岡聡さん。のちに任天堂の社長になる岩田さんの名前には、めたんも思わずびっくりしています。
2本目 アーバンチャンピオン
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1984年/ジャンル:対戦格闘
1984年11月14日発売(定価4,500円)。街の通りで1対1のけんかをくり広げる、ファミコンで初めての対戦格闘ゲームです。Aボタンは速いけれど弱いパンチ、Bボタンは遅いけれど強いパンチ。十字ボタンでパンチの高さやガードを切りかえ、体を後ろに引くスウェーでかわします。相手を画面の端まで3回押し出すとマンホールが開き、そこへ落とせば1勝です。
窓から落ちてくる植木鉢や、パトカーが来ると2人そろって口笛を吹いてごまかす場面など、街ならではのハプニングも楽しいところ。動画では、アーケードからの移植と思われがちなこの作品が、実はファミコン版のほうが先だったことや、決まった最終面が無く、139連勝で「CHAMPION」の称号がもらえることも紹介しています。
3本目 マリオブラザーズ
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1983年/ジャンル:アクション
1983年9月9日発売(定価3,800円)。同じ年に出たアーケードゲームの移植です。敵は上から踏むのではなく、下から床ごと突き上げてひっくり返し、横からけとばして倒します。カメは1回、カニは2回の突き上げが必要で、いちばん下の段のまん中にあるPOWブロックを突き上げれば、床にいる敵がまとめてひっくり返ります。
マリオという名前が初めて付いたのは、実はこの作品ではなく『ドンキーコングJR.』で、しかも悪役としてだった…という話も動画の見どころ。マリオブラザーズで仕事が配管工になり、弟のルイージも登場しました。ずんだもんが超速いピンクのカニに付けていたあだ名や、2人で協力するはずがいつのまにかけんかになる思い出話に、うなずく人も多いはずです。
4本目 クルクルランド
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1984年/ジャンル:アクション
1984年11月22日発売(定価4,500円)。まんまるの主人公グルッピーを操作して、画面にかくされた金塊を探し出すゲームです。グルッピーは自分では止まれず、まっすぐ進みつづけるのが特徴。十字ボタンで手を出すとターンポストにつかまってクルクル回り、ボタンを離したところで進む向きが決まります。
敵のウニラは電撃波で止めて壁に押しつければ倒せますが、ブラックホールに入るとミス。棒の間を通るとゴムの壁「ラバートラップ」が出て、はね返されてしまいます。金塊を見つけていくと、面ごとにかくれたハートなどの形が浮かび上がるのが楽しいところ。進む向きと回る向きを考えて動く、頭の体操のような1本です。
5本目 ドンキーコング
機種:ファミコン/メーカー:任天堂/発売:1983年/ジャンル:アクション
1983年7月15日、ファミコン本体と同じ日に発売されたソフトの1本です(定価3,800円)。もとは1981年のアーケードゲームで、レディをさらったドンキーコングを追って、のちにマリオと名付けられる主人公が鉄骨を登っていきます。マリオとドンキーコングが初めて登場した、まさに原点の作品です。
ファミコン版は、たるの1面、エレベーターの2面、ボルトを抜いて足場を落とす3面の3つで、アーケードにあったベルトコンベアーの面はありません。転がるたるをジャンプでかわし、ハンマーでたたきまくる気持ちよさは今も変わりません。動画では、アーケードの初期版にあった1面ショートカットと、ファミコン版の「見えないはしご」の裏技も、実際のプレイ画面で見せています。
5本はファミコン発売から1年半のあいだに
動画では、5本を発売順にならべた年表も紹介しています。1983年7月にファミコン本体と同じ日に出た『ドンキーコング』、9月の『マリオブラザーズ』、1984年2月の『ピンボール』、そして11月の『アーバンチャンピオン』と『クルクルランド』。どれも、ファミコンが出てから1年半のあいだに任天堂が送り出したソフトです。
アーバンチャンピオンとクルクルランドは、アーケードからの移植と思われがちですが、どちらもファミコン版のほうが先で、アーケードの版は次の月に登場しました。ピンボールも、1984年8月のアーケード版『VS.ピンボール』より先にファミコン版が出ています。
今遊ぶなら
5本とも、Nintendo Switchの「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」で遊べます。ただし、日本のNintendo Classicsに入っているクルクルランドは、アーケードのVS.版をもとにした1992年のディスクシステム版です。アーケード版は、アーケードアーカイブスで遊べます。
動画の目次
時間を押すと、その場面から動画が始まります。
- 0:00 オープニング
- 1:14 1本目 ピンボール
- 4:05 2本目 アーバンチャンピオン
- 6:58 3本目 マリオブラザーズ
- 9:30 4本目 クルクルランド
- 11:51 5本目 ドンキーコング
- 14:17 まとめ
まとめ
下から突き上げるPOW、止まれないグルッピー、窓から落ちてくる植木鉢、そしてたるをかわすジャンプ。今回の5本は、どれもシンプルなのに、今遊んでもちゃんとおもしろい名作ばかりです。動画のまとめでは、ずんだもんとめたんが5本それぞれの「コレコレ度」を星の数でつけています。
めたんの「コレコレ!カウンター」が最後に何回になったのかは、ぜひ動画で確かめてください。あなたの「コレコレ!」はどの1本でしょうか。当時の思い出や、キャラに付けていたあだ名も、コメントで教えてくださいね。
▶ プレイ動画は YouTube「ファミっ子プレイ動画 retro gamer」で毎日22時に公開中。チャンネル登録で新作をいち早くチェックできます。


